日頃より当院歯科口腔外科診療にご理解とご協力を頂きありがとうございます。
今般の新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、当院でも地域の二次救急指定病院として医療環境の整備を求められております。その中で、クラスターの発生等で病院全体の診療体制が不全に陥らないようにすることが最も重要な課題です。
新型コロナウイルス感染症は鼻汁や唾液等による飛沫感染が重大な感染経路であることから、口腔外科領域では、智歯抜歯を行う際の高速切削具の使用によるエアロゾル(長期間にわたり空気中に漂う)感染の危険性が指摘されております。
以上のことから、当院口腔外科では当面の間、下記の診療体制をとることと致します。
1.初診については通常通りに、全ての歯科・口腔外科的疾患の患者様の受け入れをいたします。
2.外来手術に関しましては、
(1)エアロゾルを伴う智歯抜歯等の処置は、緊急性がない場合には可能な限り抜歯時期を延期する等の調整をいたします。
(2)エアロゾルを伴わない抜歯・軟組織手術は、可能な範囲で行います。
3.入院に関して、
(1)緊急性のある疾患については、通常通りに行います。
(2)良性疾患については、入院時期の延期等の調整をいたします。
なお、これらは患者様が不利益を被らない範囲での対応と致します。緊急性がある抜歯等の際には予めお電話でご連絡いただくか、あるいは紹介状に緊急性がある旨ご記載いただければ善処いたします。またエアロゾルを伴う処置・手術・入院に関しましても担当医が必要と判断した場合には、科内カンファレンスを行い万全の予防策を講じた上で対応をいたします。
抜歯の時期等の調整は必要になることもあるかとは思いますが、口腔外科診療体制は現状通りに維持してまいります。患者様はどうかご安心頂ければと思います。また歯科の先生方には患者様のご紹介を従来通りにお願いできれば幸いです。
皆様からのご理解とご協力を賜ります様宜しくお願い申し上げます。
医療法人社団昌栄会 相武台病院
副院長 沼 健博